福岡市というとあまり海岸のイメージはないかも知れませんが、福岡市にもビーチがあります。
代表的な場所は1989年に開催されたアジア太平洋博覧会「よかトピア」の際に整備されたシーサイドももち地区で、美しい海岸といくつかの観光施設があり、オールシーズン楽しめる場所です。
その福岡を代表するベイサイド、シーサイドももち地区で一際目につくのが福岡タワーです。高さは234メートル、日本で一番高い海浜タワーで、福岡市内を一望できるため観光客にも人気です。
今回はその福岡ベイサイドのシンボルに登ってきました。
鉄道の便はあまり良くないので天神からバスに乗って訪れます。バスを降りると早速圧迫感を感じるほど高いタワーが目に入りました。見上げていると首が痛くなってきそうです。いかにも近未来!というフォルムです。
正面に回るとエントランスがあります。タワーと同じ近未来な雰囲気のエントランスです。
もちろんロビーも近未来です。チケットを買ってエレベーターに乗り込みます。
エレベーターから見える景色をお楽しみください…とコンパニオンさんには言われたのですが、ついこんなところを見てしまいました。エレベーターはこんな構造の中を上昇していきます。
5階の展望室に着きました。ここがタワーの中で一番高い所にある階です。フロアとしては5階ですが、一般的なビルの階数にすると60階ぐらいということでした。
早速景色を見てみます。こちらは福岡の市街地方面です。こうしてみると、意外と山が近いことがわかります。
真下にあるのはマリゾンという複合商業施設で、海の上の部分は結婚式場、その手前の陸の部分にはマリンスポーツのショップやスクール、レストランなどがあります。
写真では小さすぎて見えないのですが、ビーチでブライダルフォトを撮影しているカップルがいました。
糸島方面を見てみます。福岡で海水浴場と言えば糸島が有名なので、ももち地区のライバルということになります。冬にはカキ小屋が並び、マイ調味料を携えて糸島を訪れる人々は風物詩となっています。
5階の展望室の下、4階にはスカイラウンジがあり、その下の3階から下りエレベーターに乗って降りていくのですが、3階の展望室は恋人の聖地に認定されています。
展望室の柵にはハート型の「愛の鍵」がぎっしりとつけられていました。何となく見ているとこちらまで幸せになる風景ですね。
足元にある方位盤の真ん中に立って、好きな人が住んでいる方角に向いてお願いすると恋が叶うと言われているそうです。通称「恋の方位盤」。女子高生の口コミから広まったそうです。
行きは側面から回り込んだので帰りは正面から撮影してみました。この写真を撮っている遊歩道は作者のゆかりの地であることから「サザエさん通り」と呼ばれています。サザエやカツオといった名前は、ももちの浜を散歩していて発案したそうです。
恋人の聖地で永遠の愛を願い、願いが叶ったらシーサイドでウェディング…そんな、何となく一人で行くのがはばかられる場所ではありますが、もちろん一人でも楽しい場所です。
今回は昼間に訪れましたが夜景も有名で、タワーも季節に応じてライトアップされるので、夜に訪れるのもオススメです。福岡は起伏があまりない街なので、高い所から一望したい!という人はぜひ訪れてみてください。
- 料金:800円
- アクセス:「福岡タワー」バス停下車、徒歩すぐ
- URL:http://www.fukuokatower.co.jp/