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【福岡】起源は1800年前。神話の世界の名残を求めて「香椎宮」を訪れる

香椎宮 寺社

福岡市東区にある香椎宮は日本に16か所ある勅祭社の一つで、10年ごとに天皇の勅使が遣わされる官幣大社です。

日本書紀にも記述があり、第14代天皇仲哀天皇が西暦200年頃熊襲の征伐のためにこの地に橿日宮(かしひのみや)を造営したとされています。

仲哀天皇はその後すぐに逝去し、神功皇后が祠を建てて仲哀天皇の廟としたことが起源となっています。その後奈良時代にご神託により朝廷が神功皇后の廟を建て、この2つの廟が香椎廟として創建され、現在の香椎宮の原型となりました。

香椎宮の大きな特徴として、「香椎造」と呼ばれ、国の重要文化財に指定されている本殿の独特の造りが挙げられます。ここでしか見られない建築様式で、1801年に福岡藩主により再建されたものです。

また、本殿前には神功皇后がお植えになったと言われる樹齢約1800年の大きな杉があり、近年はパワースポットとしても有名です。

旅のはじめは参道から。西鉄貝塚線香椎宮前の駅を降りると大きな鳥居が見え、並木が美しい参道が続いています。

参道入り口

参道を10分ほど歩くと香椎宮に到着です。立派な鳥居が建っています。

鳥居

鳥居をくぐってしばらく進むと立派な楼門が見えます。

楼門

楼門の内側には勅使館(ちょくしかん)があります。朝廷からの勅使が宿泊した館です。

勅使館

勅使館と中門の間にあるのがご神木である綾杉です。幹の太さや枝の張り方が1800年の重みを感じさせます。

綾杉

綾杉の左側に中門があります。この先が本殿です。

中門

中門をくぐると幣殿があります。いわゆる拝殿ですが、香椎宮においては勅使が幣帛を捧げる場所であるので、幣殿と呼ばれています。

幣殿

幣殿の奥、右側に見える茅葺の屋根が本殿です。

本殿

本殿の横に回ってみました。独特の香椎造の屋根が見えます。

本殿の横

かわいい三角形の袋に入ったおみくじがありました。中にはおみくじとパワーストーン、石の説明書が入っています。ちなみにおみくじは大吉でした。石はロッククリスタル、すべてを白紙の戻すという意味があるそうです。

おみくじ

名水100選にも選ばれ、パワースポットとしても人気のある不老水は、香椎宮からは少し離れた場所にあります。仲哀天皇に仕えた武内宿禰がこの水を飲み300歳まで生きたという伝説に基づいています。鳥居の奥にあるのが不老水の祠です。

不老水

祠の中ではこんな風に泉が湧き出ています。一口だけ頂いてきました。冷たくてとてもおいしい水でした。

井戸

博多から電車で30分もかからない所にあり、いたって普通の住宅街に囲まれている香椎宮ですが、人が少なかったこともあり境内には静謐(せいひつ)で神秘的な空気が漂い、まさに神話の名残のある場所でした。

福岡市内でどこを見ようか迷ってしまったら、ぜひ訪れてその独特の空気を感じてみてください。

旅データ