寺社

【福岡】日本三大八幡宮の一つ「筥崎宮」をお参りする

筥崎宮(はこざきぐう)は福岡市東区にある神社で、京都の石清水八幡宮、大分の宇佐神宮とともに日本三大八幡宮の一つとされています。

毎年9月に行われる放生会(普通はほうじょうえと読みますが、博多の人はほうじょうやと言います)は博多三大祭の一つとされ、広い参道が参拝客で埋まってしまうのですが、今回は人の少ない時期にゆっくりとお参りしてきました。

地下鉄を降りると大きな案内図が正面にあります。しっかり頭に入れて参道に向かいます。

看板

地下鉄の入り口から参道に出るとすぐに二之鳥居があります。

二之鳥居

そこから200メートルほど歩くと国指定の重要文化財である一之鳥居に着きます。黒田長政が建立した石造りの重厚な鳥居です。

一之鳥居

鳥居をくぐって境内へ。手水舎の脇には筥崎宮唯一のパワースポット湧出石があります。触ると運気が湧き出ることからその名前で呼ばれています。そっと触ってみましたが、運気がアップしたかな?

湧出石

こちらは福岡県指定の文化財、亀山上皇尊像です。

亀山上皇尊像

お天気が良い日で残念ながらガラスに反射してしまっていますが、お顔は何となくわかるかと思います。高村光雲の弟子である山崎朝雲作で、6メートルという大きな木像です。亀山上皇は元寇の際に筥崎宮で敵国降伏を祈願したとされています。

お参りをして楼門を正面から見てみます。

楼門

この楼門は小早川隆景によって建立され、扉の彫刻は左甚五郎の手によるものとされています。上部に架かっている額に「敵国降伏」の文字が見えますね。その奥の拝殿・本殿は国指定の重要文化財となっています。

敵の降伏を祈願して元寇を凌いだという逸話からなのか、近年は勝負の神様として福岡県内のスポーツチームが必勝祈願に訪れるのが慣習となっています。

絵馬

右からバスケットボールの福岡ライジング、サッカーのアビスパ福岡、野球の福岡ソフトバンクホークスの大きな絵馬が奉納されていました。

帰りにおみくじを購入。今回は「かわいい縁起根付つき」を選んでみました。中身はこちらの宝船でした。ちなみにおみくじは吉でした。

おみくじ

日本三大八幡宮と言われるだけあって、鳥居や楼門などの見どころと共に、どこか身が引き締まるような空気が漂う広々とした境内がとても印象的なお宮でした。人込みはあまり得意ではありませんが、次回はぜひ放生会の時期に来てみようと思います。