福岡は古くから大陸への玄関口として栄えた地で、古事記・日本書紀などの歴史書にもその記述があり、古社と呼ばれる神社も数多く存在します。
今回はそんな中から比較的博多に近く、簡単に周れる古社三社を巡るモデルコースをご紹介します。
![モデルコース概要](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/hakata-jinjya.gif)
いわゆるパワースポットと呼ばれるスポットもたくさんあり、お祭りには大勢の観光客が訪れる人気の神社です。乗り換えが多く一見複雑なルートですが、大きな駅は博多駅ぐらいなので、実際にはそれほど迷わず行くことができます。
9時:香椎宮
起点は博多駅。1・2番のりばからJR鹿児島本線小倉方面の各駅停車・快速に乗り、10分ほどで香椎駅に到着。ここでJR香椎線3番のりばもしくは5番のりばの宇美行きに乗り換えて、5分ほど乗ると香椎神宮駅に着きます。
![香椎宮へのアクセス](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/hakata-jinjya1.gif)
駅を出たら左に向かって5分ほど歩くと、右手に大きな鳥居が見えてきます。そこが香椎宮の参道入り口です。
![鳥居](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya1.jpg)
境内で一際目立つご神木である綾杉はパワースポットの一つ。神功皇后がお植えになったものと言われています。
![綾杉](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya2.jpg)
幣殿から本殿をうかがいます。本殿の屋根は独特の香椎造で、国の重要文化財に指定されています。
![本殿](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya3.jpg)
香椎宮の裏手にあるのが古宮です。仲哀天皇が熊襲を討伐する際の大本営の跡で、遠征中に急逝した仲哀天皇のために神功皇后がここに廟を建てたことが香椎宮の起源だと言われています。ここもパワースポットとされています。
![古宮](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya4.jpg)
古宮の脇を抜け住宅街をしばらく歩くと、もう一つのパワースポット不老水があります。仲哀天皇に仕えていた武内宿禰がこの水を飲み300歳まで生きたという伝説があり、名水100選にも選出されています。
![不老水](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya5.jpg)
![](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2016/09/heiden-320x180.jpg)
香椎宮の参拝を終え、参道入り口を出たら、表参道を香椎神宮駅とは反対の方角に歩きます。参道は街路樹が茂る広い歩道があり、歩いていて気持ちのよい道です。
![参道](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya6.jpg)
15分ほど歩くと西鉄の高架下に出るので、この高架沿いを左に歩きます。すぐに西鉄貝塚線香椎宮前駅が見えてくるので、ここから貝塚駅方面に乗車します(2番のりば)。10分ほどで西鉄貝塚駅に到着。
西鉄貝塚駅で一旦改札を出て、エスカレーターを上り地下鉄箱崎線天神方面に乗り換え、筥崎宮前駅へ(5分)。
![筥崎宮へのアクセス](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/hakata-jinjya2.gif)
11時:筥崎宮
筥崎宮前駅(1番出口)を出るとそこはもう筥崎宮の参道。目の前には二之鳥居があります。
![筥崎宮の参道](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya7.jpg)
筥崎宮は日本三大八幡宮の一つ。境内に入ると手水舎があり、そのすぐ隣にパワースポットである涌出石があります。触れると運が湧き出るんだとか。
![涌出石](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya8.jpg)
筥崎宮は勝負の神様として知られていて、パワースポットとして知られるご神木、筥松の根元には福岡にあるスポーツチームが奉納した大きな絵馬が掲げられています。
![絵馬](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya9.jpg)
楼門とそれに続く拝殿、本殿、入り口にある一之鳥居は国指定の重要文化財です。
![楼門](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/sanjya10.jpg)
![](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2016/10/romon-320x180.jpg)
筥崎宮を参拝後は次の目的地へ。筥崎宮の裏側の参道へ抜けて、出た道を左に折れ、徒歩7分ほどでJR鹿児島本線箱崎駅に着きます。3番のりばの博多方面の電車に乗り5分ほど、再びJR博多駅へ。
![住吉神社へのアクセス](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/07/hakata-jinjya3.gif)
博多駅についたらお昼の時間帯です。博多駅はとても混雑していますが、飲食店の数も多いのでお昼の選択肢はたくさんあります。
おすすめはアミュプラザの9~10階にあるシティダイニングくうてん。寿司の名店やま中、博多名物もつ鍋笑楽、ラーメンの博多一風堂、一口餃子のテムジンなど地元の味を楽しめるお店も多く入っています。
13時:住吉神社
博多駅博多口を出て左手に進み、KITTE博多・JRJPビルの脇を通ってそのまままっすぐ進んでいくと、10分ほどで右手に住吉神社が見えてきます。今回のモデルコースの終着点です。
博多駅からは南参道を通ってお参りすることになります。入ってすぐの所にあるのが住吉三日恵比寿神社。ここの恵比寿様に触るとパワーをもらえるとのことです。
![恵比寿様](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/02/sumiyosijinjya3.jpg)
左手に土俵を見ながら南参道を歩き、表参道に合流します。拝殿の前には立派な神門があります。
![神門](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/02/sumiyosijinjya6.jpg)
神門をくぐると拝殿の右側に力士像があります。ここもパワースポットで、この像の右手に手を合わせるとパワーをもらえるといいます。
![古代力士像](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/02/sumiyosijinjya9.jpg)
本殿は住吉造と言う独特の様式で、黒田長政によって造営されました。国の重要文化財に指定されています。
![本殿](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/02/sumiyosijinjya11.jpg)
拝殿の左側に回ると稲荷神社があります。この脇に生えているのが最後のパワースポット、ご神木である一夜の松です。周囲を掃除すると家内が円満になるという云われがあるそうです。
![一夜の松](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/02/sumiyosijinjya10.jpg)
![](https://fukuoka-tabi.com/wp-content/uploads/2017/02/sumiyosijinjya7-320x180.jpg)
福岡の古社を巡る旅、いかがでしたでしょうか。どの神社も古代から続く歴史ある神社ですが、連綿と守られてきて現在も人々の信仰を集めています。
境内に入るとピンと張り詰めた空気が漂い、ここが神聖な場所なのだと実感します。たくさんのパワーをもらって心も体も思い切りリフレッシュしてください。